大学教育の現状について
近年、大学生の質の低下で叫ばれています。高校で学んだような基礎的なことを再度大学で教えなければならないようになっています。また、企業側からも社会に出て役立つ人材の育成を求められています。企業からのニーズに答えるためにも大学は4年間という限りある時間の中で学生を成長させなければなりません。もちろん、学生の本分は勉学ですが、勉強だけが全てではありません。
クラブ活動を通して人間関係を学び、短期留学を通して海外のことを学んだりと4年間でできることはたくさんあります。そのために、大学側も学生の成長の機会を提供する必要があります。しかし、現状留学に行く機会やクラブ活動をする機会を大学側が提供しているにも関わらず、そのチャンスを生かせている学生はごく一握りの学生しかいません。最近の学生を見ていると自分から積極的に活動している学生は少ないように思えます。この現状を思うといくら大学側がチャンスを提供した所で学生が参加してくれなければ意味がありません。
そこで、積極的に動いていない学生層をどう取り込むかが課題となります。やる気のない学生にやる気を出させることほど難しいことはありません。このやる気のない学生にやる気を出させるためにも、少人数教育が重要になっています。ゼミや研究室など学生が少人数クラスで教員が学生とコミュニケーションを取れる環境を作る必要があるでしょう。教員と職員が一丸と学生を成長させる環境を作る必要があるでしょう。