夫婦で我が子の教育方針を一致させる必要性
離婚の原因にあげられる「価値観の不一致」の詳しい内容を見ていくと、子供のいる家庭では「教育方針の不一致」があります。愛し合って結婚した相手との子供は、まさに愛の結晶であり、大事に大事に育て上げたいと両親ともに思うものです。ぜひ、我が子が小さいうちに教育方針について話し合う時間を設けてください。
幼い頃は、寝返りができた、一人で立てた、『パパ、ママ』と言えた、と手を取り合い喜んでいたのでしょうが、小学校にあがると塾に通わせたり、はたまた中学受験をするのか等、子供の今後を考える時期がきます。その時に、両親ともに教育方針が一致していれば問題ないのですが、よくある例としては、片方が教育熱心で、もう片方は自由にさせてやりたいと思い、子供のことでぶつかってしまいます。
教育方針は両親必ず揃えましょう。できれば子供が幼い時によく話し合うことをオススメします。幼い時であれば、夫婦2人でしっかり話す時間を設けることができるでしょうし、我が子が誕生した喜びと未来への希望からポジティブに話し合うことができると思います。子供にとって両親が教育について違うことを言うのは、それこそ環境上よくありません。「だってパパはやらなくていいって言ったもん」と言いたくなります。そして、夫婦で教育方針について話し合う時は、自分の学歴や経験どおりにさせたくなるのがお互い様なので、相手の人生を尊重する気持ちをもって、歩み寄る意識を大切にしましょう。何より大事なのは、子供の意思を尊重して安全で希望ある未来を用意してあげることです。子供がある程度大きくなったら、子供に意見を聞くのもいいでしょう。両親がケンカしている家庭はよくありません。ましてや原因が自分だとわかれば子供はますますやる気をなくします。話し合う時間をしっかり取って、価値観を一致させることから始めましょう。