教育のICT化について
近年、スマートフォンやタブレット等のICT技術の発達により、その影響が教育現場にも押し寄せています。小学校や中学校ではタブレットや電子黒板を用いて授業を行う学校も増えてきました。また、文部科学省の計画では2020年までにすべての小中学生にデジタル教材を配布することを目標としています。
そのため、大学でも電子機器を用いて授業を受けてきた学生がいずれ数年後には入学してくることに対して、何らかの対策を求められています。その政策の一つに自習専用パソコンルームの閉鎖があります。学生が一人一台ノートパソコンやタブレットを所持すると、大学が設置している自習パソコンルームの必要性がなくなってきます。もちろん、専門的なアプリケーションを入れている場合には別ですが、基本的なMicrosoftOfficeのソフトを使用する場合は自分のノートパソコンでこと足りるからです。
この事例の先進的な例としては九州の大学で既に取り組んだ事例があります。また、授業に関しても従来は教員がパワーポイントの映像をプロジェクタから投影するだけに対して、電子黒板では専用のペンを用いて重要な部分に下線を引っ張ったりすることができます。また、そのデータをPDFデータとして保存しインターネットにアップロードしたりすることもできます。このように、一昔前の大学教育からICT機器の発達により変化しようとしています。将来の日本を背負って立つ若者を育てるためにもこれらの機器を一つのツールとして使用し、勉学に勤しむ環境を作る必要があります。